仕事

私が産後正社員を辞めて良かった理由5つ【専業主婦になってから扶養内派遣で働いて分かったこと】

出産を機に正社員を辞めようか悩んでいる人

「子どもと過ごす時間を優先したいけど、将来の教育費や老後資金の事を考えると正社員を辞めない方がいい?」

「正直、自分には子育てと仕事の両立ができるか不安」

「一旦仕事を辞めてブランクが空いたら次の就職が難しくなる?」

こういった疑問に答えます。

この記事はこんな人に向いています
  • 数年は夫の給料だけで生活できる人
  • 通勤時間が長い人(1時間以上)
  • 夫や実家/義実家の協力が得られない環境(ワンオペ育児)
  • 年収が300万円以下で将来昇給が期待できない人
  • 資格取得など、勉強してみようと思っている人

本記事の内容

・産後正社員復帰を諦めて良かった理由

・子どもが2人以上ほしいから、子育てが落ち着いてから仕事を始めた

・専業主婦の間に、将来の就職活動に向け資格取得などの勉強に専念

この記事を書いている私は、第1子出産後に7年正社員で働いた会社を辞めました。

それから一旦専業主婦となり、第2子を出産して幼稚園のお預かりが利用できるタイミングで扶養内の派遣で働きだし現在8年目突入です。

第一子出産から16年経って、2人の子育てを振り返ると私には正社員と子育ての両立は無理だったなあとつくづく思います。なぜなら、私にとって子育ては想像以上に大変だったからです

通勤時間は短い方が良い

独身の頃に就職した会社なら、通勤時間は1時間前後は許容範囲でした。しかし、子どもができてからの通勤時間はとても重要。近ければ近いほど良いです。私が正社員として働いていた会社の同僚の女性達は全員ワーママ(30~60代)でした。自宅から自転車通勤可能な距離の方が多かったです。電車で1時間前後かかる方は実家に子どもを預けることが出来る人達でした。

保育園の送り迎えの負担

産後の職場復帰で最も大変なことは、こどもの保育園の送り迎え。

夫や実家の協力があれば何とか乗り切れると思いますが、ワンオペ育児の場合はママが決められた時間までに送り迎えする必要が出てきます。

そこで、通勤時間の長さが1時間以上の場合は何かと大変。

突然の保育園からの電話で「熱があるので迎えに来てください」と言われても、現在抱えている仕事を他の人に任せて会社を出ても(会社から保育園までの距離にもよりますが)、到着までに1~2時間くらいかかります。

通勤時間も時給に換算してみる

1時間以上の通勤は1時間の時給と換算できます。

正社員では時給の概念が無いかも知れませんが、私の場合は通勤が1時間30分(正社員の頃)かかっていたので、もし通勤が30分であったら、1時間は仕事が出来ているのにと考えます。

現在の派遣先までは45分なので、通勤の負担はかなり軽くなりました。

私はリクナビ派遣で仕事が決まりました

フルタイムで働くことに伴う収支のバランスを考える

保育料金

保育園料金は0〜2歳児は、住民税非課税世帯でない限り保育料がかかります。所得割額の階層ごとに保育料は変わりますが、認可保育園に通う0〜2歳の子の保育料平均は約4万2,000円くらい

子どもを2人預ける場合、保育料金の負担はかなり大きいです。

食費や家事に係る出費

育児、家事、仕事の両立は時間と体力がかかる分、何でもきっちりしようとすると身が持ちません。ある程度はお金で時間を買うことも必要となります。

  • お惣菜を買ったり、外食が増える。
  • 家事の負担を減らす為に時短家電を購入する。
  • 家事代行サービスを利用する

また、時間に追われて、家計の見直しにまで時間を割くことは難しくなってきます。

ママのお小遣い

外で働くと、自分へのお小遣いも専業主婦と比べると多くなります。お化粧品、服、同僚とのランチ代など。育児との両立のストレスから、自分へのご褒美も励みたくなります。夫と同じくらい働いているなら、夫と同等のお小遣いを求めたくなると思います。

共稼ぎで気が大きくなり出費しがちになる

よほどきっちりお金の管理ができる夫婦でないと、旅行や娯楽費、日ごろ子どもに我慢させている分、子どもにお金を使うこともあります。

正社員で高収入であれば、多少時間をお金で買っても将来取り戻すことができるかも知れませんが、手取り20万円以下、特に子育て中に時短勤務になって収入が減る場合はよく考えた方が良いかも知れません。

例: 16万円(手取り)-4.5万円(保育料)-3.5万円(その他出費、食費等増加分)-自分のお小遣い2万円   残り6万円

上記はざっくりの概算ですが、時間の切り売りに見合う収支かどうかを考えることは意外と見失いがちです。

特に、昇給が期待できない場合は注意が必要。

母親の負担は大きい

子どもはよく熱を出す

幼児期は突発な熱で保育園に預けられないことが度々でてきます。会社を休むか、親か誰かに見てもらうかの選択が迫られます。

また、子どもの具合が多少悪くても自分の仕事や預け先の事を考えた際、無理してでも園や学校に子どもを行かせてしまうこともあります。子どもはきっと不安でしょう。母親にとっては罪悪感が残ります。

インフルエンザや学級閉鎖で数日登園禁止になる場合も

インフルエンザに感染すると「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後3日を経過するまで」が登園禁止期間とされています。

また、自分の子が元気だとしても、学級閉鎖になり、数日出席停止になることもあります。

小学生になっても上記は同じです。更に、次が大変でした。

子どもが成長しても母親の負担は減らなかった

小学生になってやっと手が離れたと感じることもありますが、今度はまた違う負担が増えてきます。

学級閉鎖

インフルエンザによる学級閉鎖は、年に1度はありました。

昨今のコロナ渦では、新型コロナ感染者がクラスや校内で出た場合は学級閉鎖または学校閉鎖にもなります。

校内の放課後ルーム(放課後校内でお預かりしてくれる場所/学童みたいなところ)は、もし子どものクラスがインフルエンザなどで学級閉鎖になった場合は学級閉鎖の期間は入室停止になります。

参観日は平日 

コロナ渦になってから減りましたが、通常であれば1学期間に1回以上平日に参観があります。

年に1度、日曜参観もあります。

学校、地域の役員

学校によっては、PTA役員、子ども会役員、育成委員などは子ども一人に対し在学中一度はしなくてはいけない決まりがあります(抽選で逃げ切れる場合もある)。また、自治会の役員が回ってきて、平日の朝の掃除当番がある地域もあるそうです。

習い事の送り迎え            

習い事の送り迎えをどうするか(土日の習い事にするかどうか)

我が家の場合は、送り迎えの負担を減らす為、子ども自身で習い事に行ける年齢(小学校中学年)になってから始めました。しかしながら、本当に伸ばしたいと思う分野の習い事なら、早めに始めた方が進歩するのが早いと思いました。

学習や持ち物チェック

宿題、持ち物チェック、家庭学習はある程度親が見てあげないといけません。

また、毎日親が確認して記入やサインする必要があるものがあります。

  • 宿題の音読を聞いて評価する。
  • 連絡帳の確認。

漢字の小テスト、大テストなどは、親がサポートしてあげないとひどい結果になることもあります。(我が家の次男はクラスでワースト2位でした・・・。)

一旦専業主婦になったら夫に感謝することができるようになった

男女の不平等さ

子どもが出来る前まで共稼ぎ時代でも、家事分担の不平等さや女性の負担の大きさに何かと不満がありました。

結婚して苗字が変わる事、実家の援助の大小、家事の分担不平等さ。職場では意地でも旧姓を通していました。受け取る年賀状の宛名に夫の名前が先に来ることへの嫌悪感。夫を立てる事なんて考えたこともありませんでした。ただただ、不平等さにイライラしていました。

一旦専業主婦になって変わったこと

そんな中、子どもが出来ても定年まで私は働き続けるつもりでしたが、上記で記載したことを踏まえ一旦仕事を辞めることにしました。専業主婦になって育児と家事に専念できるようになって、会社勤めの夫がプラス育児と家事をしてくれることに感謝できるようになりました。そう、私の中で不公平だと感じていた要因が消えたのです。それからは、すっかり夫の苗字を名乗ることも、夫を立てることも受け入れられました。

もし、あのまま正社員を続けていたら、私の性格なら家庭崩壊だったと思います。

キャリアチェンジが出来た(子育てしながら勉強に専念できた)

仕事を辞め、危機感を覚えたから真剣に勉強しだした

正社員時代は貿易の仕事をしていましたが、私の学力はフツー(偏差値50の高校、短大卒)で、特に高い英語力もありませんでした。

突然の正社員解雇通告

育休終了まであと1か月のところ、社長から今の会社の経営と人事問題で職場復帰させることが難しいという理由で一旦解雇通告されました。実際は私の産休・育休中の後任の契約社員の若い男性の将来性を考えそちらを正社員で雇いたいから。違う部署に配置転換するなら復職可能と言われましたが、総合的に考え私にはここで正社員を続けるメリットが無いと判断して退職することにしました。

目が覚め、受験生の様な生活スタート

突然のライフプランが崩れ落ち、次の仕事を探さなければいけないと焦り出しました。そこで、本気で将来の就職活動に向けて資格取得の勉強に励むようになりました。

専業主婦の間に私が勉強したこと

① 週1冊以上は本を読む

② オンライン英会話 

    私はQQイングリッシュを使いました↓

【QQ English】「本当に使いやすい」レッスンプランを提供しています。

③ TOIEC対策講座に2週間通う(1歳の長男を実家に預け) TOEIC450→690取得

④ 貿易実務検定C級(B級は不合格)

⑤ 秘書検定準1級合格

私にとっては、学生時代よりも育児をしながらの方が集中して勉強できたと思います。なぜなら、勉強できる時間は限られた貴重な時間である「子どもが寝ている間か、園・学校に行っている間など」だからです。

時間を大切に使うことが出来ました。

扶養内派遣の仕事が決まる

上の子が小学校2年生、下の子が2歳の時に扶養内派遣の仕事を始めました。

ブランクが7年あり、派遣の面談ではそこを指摘されましたが資格取得などの自己啓発を続けた事が評価され仕事が決まりました。

週2日、5時間以内から仕事を始めました。子どもの熱で仕事を休む場合も、出勤日を違う日に振り替えてもらえるのが大変助かっています。

現在は、法務系事務職の英語を使う仕事でキャリアチェンジをすることが出来ました。専門知識を必要とし、自分が成長できる仕事でやりがいを感じています。

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まとめ

子育ては長い様で短いです。そして、その時間は二度と戻りません。

貴重な数年と現在の仕事を一度天秤にかけてみてください。メリット、デメリットを書き出してみて、自分にとって、家族にとってのメリットが大きい方を選択してみるとよいでしょう。

現在の仕事が天職だと感じていなければ、キャリアチェンジを目指してみると良いかも知れません。一旦専業主婦になって子育てと勉強の両立に時間を使ってみることも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

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