子育て中の私でも両立して働けそうな短時間勤務の仕事を探したいな。就職活動するにしても、どうやって仕事を探せば良いんだろう?ハローワークか派遣会社どっちで探す方がいいのかな?何か違いってあるのかな?
こういった疑問にお答えします。
ブログ管理人のエルと申します。
- 第1子を出産後に正社員を退職
- 第2子の預け先(幼稚園お預かりを利用)が決まったタイミング(7年のブランク)で就職活動開始(長男:小学校1年 次男:2歳)
- 短時間勤務の仕事をハローワークと派遣会社両方で探し、派遣会社で仕事が決まる
- 派遣スタート時(2014年):週2日勤務(10:30~16:00)時給1300円 交通費込み
- 現在は派遣会社の無期雇用スタッフ:週2日勤務(9:30~17:00) 時給1500円 交通費別
派遣会社:テンプスタッフ
派遣先企業:1社を8年継続して契約更新中
私は産後の就活でハローワークと派遣会社の両方で仕事を探し、応募しました。どちらも初めての経験でした。
その経験から、ハローワークより派遣会社を利用した方が良かった理由を解説したいと思います。
8年前の経験ではありますが、その時の就活の結果が今でも生かされているので、これからお仕事を探される方の一つの参考となれば幸いです。
私の就活経験談は全て短時間勤務の求人になります。
大手派遣会社の求人は優良企業が多い
なぜ、派遣会社の求人は優良企業が多いのか
派遣会社の求人を見てみると、フルタイム、パートタイム共に優良企業が多く、時給が高い傾向にありますよね。
派遣社員を雇う企業は派遣社員に支払う給料とは別で、派遣会社に対し紹介料(マージン)を支払います。
派遣の一般的なマージン率は20%~30%といわれています。
つまり、求める人材確保の為に、高い費用を支払う余裕のある企業が多いということになります。
自分は、特に資格も持っていないしスキルもないから派遣はハードルが高いかな?と思われる方もいるかも知れませんが、求人によっては未経験OKというところもあるので安心してください。
ハローワークは無料で求人が出せるため、ブラック企業が多い!?
派遣会社とは反対に、ハローワークで求人募集することは無料です。つまり、人材募集にお金がかけられないブラック企業が多くなることが考えられます。
ハローワークの求人を見てみると、派遣会社と比べてかなり時給が低い印象でした。
もちろん、ハローワークでも優良企業で時給が高めの求人もありますが、競争率はかなり高くなります。
私が一度だけ応募したハローワークの求人が優良企業でした。詳しくは、次の「【体験談】ハローワークは応募から結果が出るまで時間がかかった 」でお話しています。
【応募から結果】派遣会社は応募から結果が出るまでが早い
派遣会社から仕事が決まる方法は二通りあります。
①求人サイトから直接エントリー(応募)してから派遣会社に登録
②めぼしい派遣会社に登録してから仕事を紹介してもらう
私が派遣会社の仕事に決まった方法①でした。
【体験談】①求人サイトから派遣会社の求人に応募した時の流れ
- 求人サイトから気に入った仕事にエントリー
- 派遣会社から連絡(2~3日後)
- 登録手続きに派遣会社へ訪問(スキルチェックや希望の確認など)
- 社内選考(2~3日後結果報告)
- この時点で不合格の場合あり
- 派遣先と面談(社内選考に通過の場合)
- 合否連絡(3日以内)
- 他の派遣会社と競合している場合があるので、必ず採用になるとは限らない
私の場合、応募から採用が決まるまで2週間くらいだったと思います。
↓私はリクナビ派遣のサイトから仕事を探しました。
リクナビ派遣【失敗談】②複数の派遣会社に登録するだけでは意味がなかった
そもそも、仕事を探しているタイミングに自分が求める求人募集がでていなければ、派遣会社から紹介してもらえることはありませんよね。
私は、自分の希望職種の扱いが多い派遣会社7社ほどに登録しましたが、派遣会社から直々に連絡がきて紹介してもらえることはありませんでした。
例えば、私が希望していたのが、「短時間勤務 × 英語を使った仕事」で、特に扱いが少ない求人でした。
とにかく大事なことは、希望するような求人が出ていないかマメにいろんな求人サイトをチェックすることだと思います。
【体験談】ハローワークは応募から結果が出るまで時間がかかる
一方でハローワークから1度だけ、とても自分の希望にあった求人の応募~面接まで受けたことはあります。
結果は不採用でした。
かなり、労力と時間が取られた思い出があります。
詳細は下記の通りです。
- ハローワークで求職申込手続き
- ハローワーク受付票を発行してもらう
- 希望する求人を窓口で申し込む
- その場で求人を出している企業に電話して、応募希望者がいることを伝えてくれた。
- 履歴書、職務経歴書、紹介状を求人事業所(企業)へ送付
- 書類選考通過(7日以内に連絡あり)
- 面接日を伝えられる
- 面接
- 面接のお礼状送付(強制ではありません)
- 合否連絡(7日以内)
応募から不採用の通知がくるまで2週間以上かかりました。
採用の場合はもっと早いかも知れません。
不採用の通知を受けてから、ハローワークの担当窓口の方に聞いたところ、その求人に20人くらいの応募があったそうです。
採用枠1人なので、競争率20倍!
条件の良い求人は競争率が高いです。
しかし、派遣登録するだけでもメリットはあります。
特に大手の派遣会社は登録するだけで無料でスキルアップ研修を受けることができます。
詳しくは、下の「【登録】派遣会社は登録するだけでスキルアップ研修が受けられる」で解説します。
派遣会社のサポートは手厚い多と感じたこと
大手派遣会社のスタッフの対応がよかったと感じた
ハローワークでも職業訓練や、お仕事探しのサポートはしてもらえますが、採用後は自分と会社との直接のやりとりになります。
私は複数の派遣会社に登録手続きに出向きましたが、対応して下さったコーディネーターの方は中小規模の派遣会社と比べて大手派遣会社の方が特に親切で好印象でした。
また、特に派遣会社の営業担当者さんには、社内選考通過後の派遣先との顔合わせの日から、採用後はずっとお世話になることになります。
派遣先との初めての面談(顔合わせ)の体験談は次の通りです。
派遣先企業との顔合わせに派遣会社の営業さんが同行してくれる
- 派遣先企業の近くで派遣会社の営業さんと待ち合わせ(営業さんとは初対面)
- 5~10分ほど軽く打ち合わせ(話す内容などアドバイスしてくれる)
- 一緒に派遣先企業に訪問
- 派遣先の担当者さんと、自分、派遣会社の営業さんとの3人で面談
終始和やかにお話でき、特に緊張することはありませんでした。
【登録】派遣会社は登録するだけでスキルアップ研修が受けられる
派遣会社に登録するだけで(有料、無料)研修セミナー、提携スクールの割引制度を受けることができます。無料eラーニングも利用できるので、家で気軽に勉強でき、忙しいママにはとても便利です。
私は、大手ではテンプスタッフとパソナに派遣登録しています。テンプの無料e-ラーニングで、OA講座を受講。パソナは有料と無料の両方のセミナーに参加したことがあります。TOEIC、マナー講座、OA講座などのビジネ講座から趣味的な講座も複数ありました。カラーコーディネート、星座占い、手相占いなど。参加するだけで楽しかったです。
【派遣社員のメリット】子育て主婦にとって派遣社員は都合がいい
私は今まで正社員の経験しかなく、産後の就活で始めて派遣社員を経験しました。
派遣社員としての就業経験は、派遣会社も派遣先企業も1社のみで8年継続中です。ということは、仕事と子育ての両立ができていたから継続できているのだと思います。また、いわゆる派遣社員のデメリットは子育て主婦にとってはメリットだと考えることもできます。
派遣社員のデメリットだと感じたこと
- 社外の者であるという疎外感
- 派遣として従事できる業務内容は、契約で規定されている範囲内にとどまる。
- 契約更新されない可能性がある
- 派遣社員の3年ルール(有期雇用派遣社員が同じ職場や部署で働ける上限が3年となっている)
- 契約内容についての相談は派遣先上司ではなく派遣会社の営業に相談すること
一般的に言われる派遣社員のデメリットを私も感じることがあります。
きっと、子どもがいない頃の自分だったら上記のデメリットは割り切れないところはあったと思います。
一方で、子どもがいる忙しい主婦の立場になると一般的に言われる派遣社員のデメリットがメリットに思えてきました。
子育て主婦にとって派遣社員にメリットを感じたこと
- 忙しい主婦にとってドライな人間関係は仕事とプライベートの区別がつけやすい
- 私が自己主張しづらいタイプなので、元からそのような状況だと気を使わなくてよい。
- とても良いと思ったのは、気兼ねなく有給を消化できること。有給は派遣会社から支払われるため、業務に支障が無ければ派遣先企業も嫌な顔はしない。
- 派遣社員は規定外の業務を行う義務はないため、依頼を断っても問題がない。残業に関しても、契約で定める上限を超える場合には、勇気を出して断っても問題がない。
- 子育て中の忙しい主婦にとっては、契約規定内で仕事をすればいいということは、想定外の仕事を指示されて残業に追い込まれる心配も少ないです。契約外の仕事を指示されて困った場合は、派遣営業の方にいつでも相談できます。
- 自分が今の派遣先と相性が合わないと思えば契約更新しなければいいだけ
- 契約更新月になると、派遣会社の営業さんから契約更新の有無を確認されます。派遣先に直接自分が伝えるわけでは無いので気が楽です。
- 派遣社員の3年ルールという局面で、雇止めになるのではないかと心配するより、派遣先企業と自分がお互いに今後どうしたいのかを考える良い機会だと思える
- ステップアップを目指す方なら、だらだら現状維持されるよりも派遣先企業が正社員雇用、直接雇用、契約終了のどれを考えているのか判断できて、次に進むいい機会だと思います。
- 派遣社員は昇給しづらいと言うが、自分の仕事に自信をもって実績を残していると思うなら、派遣会社に時給交渉してみる。却下されても、第三者に言う分には気が楽
- 実際私は、派遣会社に今までの更新継続実績と資格取得実績、それに係る費用を書面で示し時給交渉をしました。それを元に派遣先企業に交渉してくださり、すんなりとはいきませんでしたが、何とか希望額の値上げが実現しました。
まとめ
子どもがいなかった頃と違い、忙しい子育て中の主婦が時間を作りながら仕事を探すことは大変です。
なるべく最低限の時間で仕事を見つけたいものです。
しかも、家庭と両立できてこそ仕事を続けることができるので職場選びも慎重にしたいものです。
派遣会社を利用する際は、登録時のカウンセリングで希望をしっかり伝えることによって派遣先企業と自分との相性のミスマッチを防ぐことができます。
派遣会社の社内選考があることで、スピーディーに合否が決まるところも良いと思います。